話が進まない訳
先日ある自治体で部活動の地域移行について話をしてきました。
その時に一番感じたのは部活動しか知らない人と今後の未成年のスポーツ環境の話をしてもなかなか話が進まない!と言う事でした。
つまり日本において、未成年のスポーツは部活動しかあり得なかったのです。
今議論をしているほとんどの人は、この部活で育った人であり、部活しか知らない人達なのである。
だから部活をそのまま地域に移行するなんて発想になるのです。
日本の常識は世界の非常識?
最近はサッカーやバスケなどでクラブ化が進んでいますが、まだ一部の競技団体の話であり、
スポーツ=部活
部活=顧問が労働時間外に教えてやってる
と言うのが日本の常識です。
しかしこれ世界の非常識なんです。
そもそも部活どころか、体育の様に学校授業でスポーツをする事もない国があります。
ですから学校教育の一環で放課後スポーツや活動をするなんてあり得ないのです。
それにも関わらず、未だに部活動の地域移行の話は、教育委員会の人達を中心に行なっています。
離婚して別れる旦那のその後の家事の心配を、別れる妻がしている様なものです。笑
そんな事は捨てられる夫が考えれば良いですし新しい環境の中から最適解が生まれます。
ではどの様に答えを導くのか?
しかし新しい環境になってから考えるでは部活動の場合は問題ですよね?
だからこそ部活動をしていない地域がどの様に活動しているからを見る必要があります。
つまり部活動がない場合の共通のイメージを持つことが重要です。
もちろん簡単に海外の形を持ってこればよい!と言うものではありません。
しかし日本の部活と部活がない海外の両方のイメージを持ちながら、今後の日本ではどの様にしていくか?と言うビジョンを作らなければなりません。
偏った知識の人達だけで議論されると偏った答えしか出てきません。
せっかく未成年のスポーツのあり方を考える良い機会になったのですから、もっと様々な角度からもう一度スポーツを見て、共通のビジョンを作って行ったほうが良いと思います。
それでは今日はこの辺で・・・
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