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既存クラブがある地域でも新たにクラブを設立する方法とは!?

多種目・多世代・多志向がベース!

総合型クラブの「総合型」には、3つの総合的要素が含まれる。

  1. 多種目 
  2. 多世代
  3. 多志向

一つの目の「多種目」は、ひとつの種目ではなく、複数の競技種目がクラブに存在する事である。しかしここで言う種目は、本来「多競技」と表現した方が良いのでは?と私は考えている。

なぜなら、競技とは野球やサッカーと言うような大きなくくりであり、種目は陸上の100mや走り幅跳びと言うような、その競技の中で分類する時に多く使われるからである。

実際、サッカーとフットサル、ビーチサッカーと言う種目をクラブで有していたとしても、これは助成金を頂いたり、登録認証の際には要件を満たさないからだ。であれば「多競技」と書いた方が良さそうだが、まぁ語呂が悪かったからそうなったのか知らないが、ここでは深く考えない事とする。

とりあえず、「多競技」の活動をクラブで行っている事が重要である。

二つ目の「多世代」は、読んで字のごとくである。ゆりかごから墓場までとまでは言わないが、生涯に渡って誰もがスポーツを行える環境づくりが求められる。

三つ目は「多志向」。これはスポーツ参加の目的が、ダイエットなどの健康づくりだったり、プロアスリートを目指す「スキルアップ」など、様々な志向の参加者が参加できる活動を行っているか?という事である。

・・・と、まぁここまでは総合型クラブを作りたい!と考えている人なら誰でもわかるだろう。(知らなかったらヤバいのでしっかり押さえておいてください!)

条件を満たしてもクラブ作りを認めてもらえないパターンとは?

さて、今回の本題はここからだ。

これら多種目・多世代・多志向を満たせても、県のクラブアドバイザーが、総合型クラブと認めてくれないというパターンがあるらしい。

私の所に相談にくる方にも、多くこのパターンの方が存在する。

実際に最近あった3件の相談がまさにこのパターンであった。

詳しく話を聞くと、総合型クラブを作ろうと準備している地域に、すでにクラブが存在しているため、既存クラブの邪魔にならないように断られているのである。

中には無理矢理一つのクラブにさせられそうになった案件もある。

これにはいくつか問題がある。

  • 独占禁止法に当たらないか?(公正かつ自由な競争が行われていない)
  • 理念もまったく違うクラブ同士を一つにするのは無理がある。
  • 助成金を食いつぶしても、まともに経営できないクラブを、後進クラブが面倒を見る羽目になる。(チャレンジより整理を強いられる。)

その他にも様々な問題ある。

正直私は、全国に3600以上もあると言われている総合型クラブの、実に三分の一が「植物状態」で、助成金や地域の何かしらのお金で延命措置をしているだけだと思う。

酷い言い方になるが、しっかりと経営できないなら、地域の為にも新たに頑張ろうとしている人の為にも、みずから解散すべきだと思う。

しかし、12年もtotoの助成金を何百万円も受給してきたので、なかなか簡単に辞めると言うのも言いにくいのだろう。

その気持ちもわからなくはないが、私が知っているクラブの中でも、勇気をもって解散を行ったクラブもある。助成金は無駄に終わったかも知れないが、その間スポーツ活動ができた人達もいるし、これらの経験から我々が学べば、それも悪くないのではないかと思う。

もちろん新しく作るのだけが良い事ではない。私が言いたいのは、考えの違うクラブが一緒に歩むのは問題があるという事だ。

私としては、これらもう経営が機能してないクラブを引き受けたいと思っている位である。事業整理・経営見直しを行えば、必ずクラブは立て直す事ができると思う。

認めて貰う為にはどうしたら良いのか?

この様に、既存クラブがありクラブアドバイザーに認めて貰えないクラブはどうしたら良いのだろうか?

そんな時にヒントになるのが「他種目・他世代・他志向」である。

どういう事かと言うと、先ほども説明した通り、既存クラブをなんとか生き残らせたいという想いが強いのである。それは公費を何千万円も使ってきたにも関わらず、簡単に解散されたり、新しいクラブが出来たことで、会員を取られて潰れる事を恐れているのだ。

そこで「他種目・他世代・他志向」なのだ。

ポイント1:会員を奪わない。

つまり既存クラブの「他種目・他世代・他志向」をターゲットにすることを強調し、既存クラブの顧客を奪う訳ではない。つまり競合ではないという事を強調するのだ。

ポイント2:会員の流入の可能性もPRする。

例えば、既存クラブが空手教室を行っていたとする。そこで後進クラブは、「空手運動遊び教室」を行う。空手の道着も要らなければ、大会などもない、悪魔でも体を動かす事を目的とした教室を行う。すると会員の中から、必ず本格的に空手をやりたい人が出てくる。その時に、既存クラブを案内しますよ!という事をPRするのである。

どうだろう?これならむしろ既存クラブの為にもなるので、設立位は認めてくれるのではないか?実際に3件中2件は、この方法で認めて貰えることになった。

しかし、もちろんどこに通いたいかを決めるのは会員さんなので、むこうからこちらに来たら断れないし、やはり運営体制を見たら、会員さんも安心できるところを選ぶだろう。

どちらにせよ、既存クラブはもっと経営を頑張らないといけない。

やりたい種目はできないのか?

では、既存クラブに自分達がやりたい競技種目がある場合、自分達はその競技をやったらダメなのか?というとそうではない。

始める順番の問題である。

そもそも、既存クラブがあるからダメなんてのはおかしな話である。

セブンイレブンがあるから、近くでローソンはじめてはいけません!なんて事はない。

ただ我々も、既存クラブも同じ地域課題を解決する仲間という事で、尊重しながら活動をするよという事だ。

その中で、会員さんから要望もあるだろうし、選手と指導者にも合う合わないがあるので、指導者と合わない人やクラブのスタイルと合わない人も拾えるように、プレー環境の選択肢を作るのは地域の為にも良い事である。

その様にお互い話し合える環境になる為にも、まずは敵意がない事をお伝えする。そしてもっと国民のスポーツ実施目標を高められる様に、同一地域であったても、特色のあるクラブ経営をお互いに高め合いながら行っていけたら良いと思う。

でも活動場所の奪い合いが・・・

次はこんな問題だ。同一地域でクラブを作ると、活動場所がかぶって思うような活動ができないのではないか?

この問題は想定されますね!もちろんこの問題はも、「他種目・他世代・他志向」がヒントになる。他の志向を持つ人をターゲットにしたら、活動時間を変えても、集客はできると思う。また活動場所を、正式な競技のコートじゃなくても、公園の緑地などの空き地でも、志向が違えば問題ないと思う。

そしてここでオススメしたいのは、いずれはあなた自身がクラブで自前の場所を作る事だ!これは大きな差別化になる。

自前のクラブハウスを持つことができれば、経営も安定してくるし、既存クラブよりも経営面で優れていると言うのは明らかだ。その後指定管理や事業委託を受ける際も、かなりの信用を得られる。

今回は、これについては詳しく書かないが、みんながやらない事をやるのが常に正解。

Jリーグのプロクラブだって、自前のクラブハウスや練習場がないクラブもある。小さなクラブのうちに小さなクラブハウスを作ることをオススメする。

そうして、クラブの教室・スクール事業とは他に、会場のレンタル事業という、収入の柱を作ることができるのだ。

そうして専用グランドやクラブハウスを作れば、大きな差別化になるし、クラブ経営で困ることが亡くなる。

「多」くの人がやる事ではなく、「他」がやらない事をやって、クラブの収益化と信用を図って欲しいと思います。


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