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大きな非当事者が計画を立て、小さな当事者がこれを拒む。

進まない計画

地域の運動公園を視察に行ってきました。


朝から、大勢の方が運動に励んでいた。


ウォーキングにランニング、テニス、太極拳などなど、こんなに活発に利用されているのはとても素晴らしいと思って、活動を眺めていた。

この運動公園は、古い陸上競技場を取り壊し、サッカー専用スタジアムの建設の声が上がっていた。

行政やプロクラブが、経済効果等の有効利用を訴える中、ある競技団体の猛烈な反対を受けて、計画はストップしていた。

今まで一方の見方しかしていなかった私は、大きな国の予算も動く計画が、一競技団体の影響で無くなるのはもったいないと思っていた。

しかし、実際に利用の様子を見ていると、考えが変化してきた。

行政や国、プロスポーツクラブなどの大きな組織は、スポーツとは直接関係ない、スポーツのまわりにある、お金や観光などを見て、この運動公園の利用を考えた。

しかし、実際に毎日運動で運動公園を利用する、小さな個人達は、本来の公園の目的である運動が、利用し辛くなるのでは?と反対している。

異なる立場

同じ場所の話をしていても、場所の目的をもっともっと明確にし、互いに話し合いを行わないと、これではいつまで経っても計画は進まない。

また、計画を作る人と、その恩恵を受ける当事者が別々なので、誰の為のモノなのか?では当事者たちにどんなメリットがあるのか?という解説が必要だ。

実際に計画が進んでいない事は、実はラッキーである。

栃木の運動公園内に、Jリーグ入りを目指すクラブが、スタジアムを自前で建設したが、その後地域住民に裁判で訴えらえれて、何億もの使用料を支払わなければならなくなったという事があった。

これもまた、本当にサッカークラブだけの目線で計画を立ててしまったがために起きた問題である。

常に大きな非当事者が計画を立てる。今までは何とか押し切れたかもしれないが、今の世の中はそうはいかない。

インターネットで、すぐに反対勢力も団結する。

であれば、もっと事前に話をしていた方がよかった。また小さな立場の当事者たちも、もっと発言し、公益の為にアイディアを出し、どの様にしたら互いに取って良いのかを考える必要がある。

今後の地域スポーツは、この当事者たちをいかに計画に参加させるか?というのがポイントになるきがした。

今日は短いがこの辺で・・・

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