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スポーツクラブの二極化問題95%正解のクラブが潰れていく理由

僕らスポーツクラブ業界は、このコロナの中で大きな局面に来ている。

みんな右に倣えで作って運営してきた総合型スポーツクラブも、活動ができない中で、独自の付加価値を提供できないクラブは廃業の危機なのだ。

なぜ、みんな同じように作ってきた全国に3500もある総合型スポーツクラブが、ここで2極化の流れになるのだろうか?

同じように補助金をもらい、

同じように地域の皆様のために、スポーツ指導を行い、

同じように会費を集めていたのに・・・

あれ??どうしてうちだけこうなんだろう?

隣町のクラブより会員数が多いのに、なぜうちはダメになったのか?

理解できない。

その他ひがみに聞こえるが、

あのクラブは、行政に助けてもらっているからで、うちの行政担当が何もわかっていないから、うちはダメになったんだ!行政担当者のせいだ!

どうせよそのクラブも遅かれ早かれダメになるだろう!

スポーツで稼ぐのは難しい・・・

という様な声が聞こえてくる。

また、こんなツィートも目にした。

うちの地域の施設は、月謝を取る営利目的のクラブには施設を貸せない。

だから、金額を高く取ることができないから運営ができない。

などなど・・・

この様な事を言っている、クラブ関係者の皆さん本当に大正解です!

良く現状を把握されていると思います。

点数にすると95点です。

でもこんな高得点取るくらい理解をしている人がクラブをつぶすということは、やはりスポーツはよっぽど運営難しいのいかも知れない。。。

そうではありません。

それだけ理解しているにも関わらず、次のアクションを起こしていないからダメになるんです。

よそより、うちのクラブが会員数が多いのに・・・

よく理解しています。

という事は、会員数の大小が必ずしもクラブ運営には影響を及ばさないということになりますよね?

よそは行政に助けられ、うちの担当者はわかってくれないから、ダメになった。。。

これもよく理解しています。

そうです、行政担当者は皆さんの様なスポーツクラブ組織の事なんてしりません。なのでなんでサポートする必要があるのか?と思っています。

という事は、きっとよその自治体も、別に特別クラブを支援しようとやっているわけではありません。

たまたま行政の方が問題意識の中でクラブを見つけたか、クラブが相手の問題解決に自分たちが役立つと提案したかどちらかです。

つまり、クラブの存続やあなた方を守りたい訳ではなく、行政職員は自分の仕事を行う上でクラブを利用したのです。

あなたはクラブの利用価値を伝えましたか?

あれだけ、スタッフ達は地域のためにと汗を流し、ボランティアも行い、色々我慢してきたのに、その価値を伝えてあげなかったのですか?

営利目的のクラブには施設を貸せない。だから月謝を高く取ることができない。。。

これも素晴らしいですね!!完璧です!

じゃお尋ねします。

本当にあなたのクラブは営利目的ですか?

もちろん、働くスタッフの皆さんは営利目的で当然です。

お給料を頂くために働いていますし、それは何ら問題はありません。

公務員だってそうです。ボランティアでは働きませんよね?

僕らは地域のために働きます!もちろんですが、だからと言ってお給料を払わないと告げたら、すぐに辞めるか訴えてくるでしょう笑

これも、勤めている役所が営利団体ではないだけで、働いている人は営利目的ですし、逆にボランティアさんに役場を任せるわけにはいきません!

もう一度聞きます。あなたのクラブは営利目的ですか?

例えNPO法人(非営利活動法人)であったとしても、クラブという法人(法律上の人)は、営利を目的としていませんが、スタッフさん達はだからと言って、まったくお金を上げないくてもフルタイム働いてくれますか?

そんな事ないですよね?

NPO法人でも、その法人が目的を達成するためには、人を雇用しなければならない。そのためにはお給料を支払わなければならなりません。

そのお金を払うためには、目的を達成するためには、NPO法人やクラブも収入を得なければなりません。いいですか収入です。収益ではありません。

収入とは、現金が入ってくることを表しているので、銀行から借入をしたら、収入が発生しますが収益ではありません。お金は入ってきますが、それは借金なので儲かっているわけではありませんよね?

ですので、NPO法人やクラブも目的を達成するための人件費を集めなければなりません。

なので、集めるお金の大小で営利なのか非営利なのかは決めれません。

その目的を達成する費用として、必要な分を集めているだけなのです。

例えば子供たちにスポーツを教えることだって、本来体育の授業や部活動で満足のいく教育ができているなら、誰もクラブを利用しません。

でも、それ以上に学ばせたい、健康にさせたい、子供達を育成したい、という思いのクラブに、保護者がお金を支払ってその目的を達成する。

これになんの利益があるのですか?

じゃ行政が、もっと学校部活動や体育の時間にお金を使って充実させてくだださい!ってことですよね?

でもそれができないから、保護者の負担でNPO法人やクラブはその目的のためにお金を集めて、それを達成してくれるスタッフにお金を支払っているのです。

既に学校部活動の様に、先生がお給料をもらっていて、場所も学校の施設を使ってやれるなら、部費が数百円でもいいでしょう。

しかし、それらがすべて学校が解決できていないから、外部にクラブができ、クラブが場所を借りたり、人を雇ってその目的を達成しようとしているのです。

だから、そのクラブが必要だと思う経費(人件費など)が出て当然です。

そして、それらが高くて不当だと保護者が判断するのなら、おのずとそんなクラブなくなるからいいのです。

なので金額の大小ではなく、しっかりとあなたがその金額の必要性や根拠を伝えていればなんの問題もなかったのです。

この様に、多くのクラブさんが95点と現状をよく把握しているにも関わず、最後残り5%で行動に移す事をせずに潰れていっているのです。

では、どの様に行動すればよかったのでしょうか?

先ほどから言っていますが、あなたがどんな価値を提供できるかを伝えるという事です。

会員数が少なくても関係ない。

行政職員がクラブを理解していないくてもいい。

月謝を会費と呼んで、高く取っても問題ないんです。

大切なことは、クラブが地域課題解決に役に立てるかどうかです。

人数がすくなくても、地域課題解決に向けた対策のノウハウがあるクラブなら、補助金を出してもクラブを使うでしょう。

行政担当者が抱えている問題に対して、クラブが解決できるリソースがあるなら、担当者もクラブを利用します。

施設だって、はっきり言っていますよね?営利目的でなければなんら問題ないんです。

なぜここまで現状を把握しているのに、このアクションが取れなかったのでしょうか?

それは、きっと自分達からの目線しかもっていないからだと思います。

クラブがどんなに地域のためにやっていると思っていたところで、地域がその様に利用しなければ、それはただの独りよがりに過ぎません。

あなたのクラブが潰れるという事は、地域の皆さんからあなたのクラブは地域の役に立っていませんと言われているのとイコールなのです。

だからこそ、あなたはこれだけの価値がある・あったという事を参加者や地域の方に教育していかなければならないのです。

この文章を読んでいて、「あ~潰れるクラブさん大変だなぁ~」と思っているあなたも、大丈夫ですか?

今は、会員さんがいるから何とかなっていても、本来もっと必要とされないといけなかったり、その価値を伝えきれてなかったりだと、すぐに別のライバルが押し寄せることになると思います。

今変われないとまずいのです。

会員数が多いとか、売上が多いとかは関係ありません。

それはクラブの価値がどれだけあるのか?という事です。

売上は常に変動していきますが、しっかりその資産価値を明確にし積み上げていく努力をしていたところだけが、今後残って行く事になります。

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